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恵方巻きの起源は実は1989年?

こんにちは、和菓子屋悠です。今日は明日に迫った節分で食べる恵方巻きについてです。大きな太巻を食べたその後には何が待っているのか。その真相(大げさ)をご紹介します。

恵方巻きって何?

恵方巻き、と聞いて思い浮かべるのは大きな長い太巻のお寿司ですよね。要は太巻で、具が7種類でそれぞれ縁起が良いものが入っています。かんぴょうや伊達巻、うなぎ、椎茸、桜でんぶなどがおせち料理のように1種類ずつ意味があるようです。

恵方巻きの起源

恵方巻きを食べる習慣って昔はありませんでしたよね。(私の勘違いであればすみません)あったとしても日本中でとりおこなう行事ではなく、節分の日は豆まきをして福を呼び込んでおしまいでした。記憶に残っているのはコンビニエンスストアで10-20年前くらいから徐々に節分前に恵方巻きを食べる提案が打ち出されて浸透してきたイメージです。と思って今回調べてみると、私の記憶はあながち間違っておらず、その名称と習慣は元々合った太巻を食べる縁起事をupdateされ、1989年にセブン-イレブンの社員が作り上げたと言われています。国民的行事に成長したバレンタインデーも明治やグリコといったチョコレートを販売するメーカーが仕掛けた販売戦略なので、古くから伝承されたものではなく、あくまで経済活動の一種として浸透したもののようです。よく考えてみれば、世の中の習慣はメーカーの販売戦略やマーケティングによって生み出されたものが多いですね。「いつかはクラウン」や「夢のマイホーム」、「結婚指輪は給料の3ヶ月分」などのマーケティングによるキャッチコピーなども同じですね。確かに以前、コンビニエンスストアのフランチャイズの闇としてクリスマスケーキや恵方巻きのバイトノルマがニュースを騒がせた事も記憶に新しいですね。

恵方の方角は?

恵方には、「歳徳神様」がいるといわれます。その神様のいる方角を向いて無言で食べると良いことが起きるのだそうです。そしてその方角は毎年変わるのです。恵方は、その年の十干(じっかん)「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」によって決まります。十干から決められた方角(恵方)にその年の神様がいます。十干はほぼ馴染みのない方も多いのではないでしょうか。それを簡単に知る方法があります。以下の表がその答えです。

つまり2021年の恵方は1の位が1なので、南南東が恵方です。これだと覚えやすいですね。(表は覚える必要がありますが)

西暦の1の位恵方西暦の1の位恵方
0・5西南西1・3・6・8南南東
2・7北北西4・9東北東

恵方巻きの食べ方

食べ方にもルールがあり、恵方巻きを切らずに、さらに黙って食べ切ることで良いことが起こったり願いが叶うと言われています。神様がいるので静粛に、という意味なのでしょうか。

皆さんもぜひ恵方巻きを神様の方に向かって一本丸々食べることで、一年幸せに過ごしましょう。

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