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小さな和菓子屋がコロナ禍の2020年に始めた事

こんにちは。和菓子屋悠の広報担当です。今日は昨年初旬からコロナウィルスが猛威を古い、世の中が停滞し始めた時期から何を考え、何を実行してきたかについて書きたいと思います。まだまだ挑戦は始まったばかりなのでプロローグでしかありませんが、備忘録がてら書きたいと思います。

和菓子屋の創業からコロナ禍になる前のこと

当店はコロナ禍になる2020年まで、2008年の創業当初から少しづつ、通販での楽天市場や地域の道の駅、日本全国のお茶会や祝事、弔事の際にご注文頂くなど、大規模ではありませんが地道にできることを少しづつ広げながら積み重ね販売してきました。おかげさまでリピート購入してくださるお客様も徐々に増えてきていました。

小さな和菓子屋がコロナによって変わったこと

しかし、2020年の1月にコロナウィルスが世界に拡散していくと共に、国内外の人の移動や密を避けた行動の推奨により、観光、交通、飲食を中心に製造業などの関連産業にも大きな陰を落とす1年が始まり、当店もその影響を少なからず受けました。道の駅や置いて頂いているお店の人手は減り、お茶会も次々に中止になっていきました。もちろん当店だけでなく日本全体がコロナによって今まで当たり前だった生活が変化を余儀なくされました。マスクが飛ぶように売れ、品薄でプレミア価格になり、会社に出社するのではなくリモートワークになり、食事は外ではなく家で食べるようになり、宅配や通販といった出来るだけ人に会わずに買い物できる手段を選ぶようになっていきました。これまで以上にインターネットが関わってくる事が増え、友人との飲み会までインターネット上で行うようになりました。2021年の2月現在も緊急事態宣言は続いていて、今後もどうなるか全く先行きの見えない状況が続いています。

変化に対して感じたこと

コロナを経験した世の中を見て感じた事は2つで、「今何のために和菓子屋をやるのか」という事と、「今和菓子屋に何ができるか」という2つの事でした。当店は和菓子屋なので当然のことですがワクチンを作る事はできませんし日本各地の感染を止める事もできません。しかしその中で考える事を止めずに何ができるか、どうすればよいのかを考えなくてはならない気持ちでいっぱいになりました。正直正解かどうか分かりません。でも真剣に考え行動していくしかないと考えました。動き出さなければ何も変わりません。新しい世の中に対して挑戦していく事が必要だと考えました。その気持ちは自分に対する質問になりました。「何がしたいか」「どうありたいか」ということを反芻して自問自答し続けました。

感じたことに対して小さな和菓子屋が行ったこと

変化に対し考えた結果、「和菓子を通じてたくさんの人を笑顔にすること」が当店の目的だと再認識しました。全ての行動はその目的のための手段でしかないと考えるようになりました。そこからまず初めにこの公式サイトを作りました。多分2020年の4月頃だったと思います。Wordpressで登録して、サーバー契約して、お店の顔であるサイトをインターネット上にこしらえました。そして次はSNSのアカウントをオープンしました。FacebookとTwitterとInstagramです。これら行った事は全て、たくさんの人に知っていただき和菓子を手に取っていただくために、まずは当店のことを知ってもらう必要があると考えたからです。当時のフォロワーは開始1ヶ月で6人ほど。投稿してもほぼ誰からも気付いて頂けない状態が続きました。しかし少しづつですがいいねの数が増え、時々コメントを頂くようになってきて、3ヶ月後にはフォロワーが30人程度まで増えました。フォロワーが増えていくとその影響か、少しづつ古い投稿にもいいねを頂くようになり、そこからさらにフォロワーが増える、を繰り返して約10ヶ月後である現在、フォロワーは284人と1ヶ月目の約47倍まで増えさせて頂きました。同時にお客様からのお問い合わせや質問に答えるページを設けたり、楽天市場のサイトを見やすく、分かりやすく修正していくことも同時並行で進めました。

1年を振り返り感じた事

1年を振り返ってまず最初に思うのは「まだまだだな」という事です。まだまだこのサイトは見にくく、楽天市場の店舗ページもお世辞にも綺麗とは言いにくいため、改善の余地が大きいです。サービスや商品も改善の余地は多いです。そして正直、毎日誰にも見つけられないSNSに投稿し続ける事はとても寂しく、意味があるのか途中で不安になることも少なくありませんでした。たまにコメントやDMを頂いても知識に対するご指摘やお叱りのご連絡で、落ち込んでしまうことも何度かありました。外に出れば批判や意見の相違から攻撃される事もあります。レビューで辛辣なご意見を頂戴することもあります。しかし進むことを止めても1年前に定めた目的である「お客様と、お客様の大切な人を笑顔に」に到底近づけない事も明白でした。つまり前に進みやるしかないという事です。下を向かず前を向くと、まだまだ目的のためにすべき事がたくさんあることに気付かされます。毎日ブログを書いたり新しい商品の開発や商品の撮影、サイトの改善やサービスの改善、それだけでなく環境や高齢化社会など問題に対して、まだまだ和菓子を通じて出来る事はたくさんあると考えています。こんなことを考えながら小さな和菓子屋の広報をやらせて頂いています。次の1年が楽しみです。また1年後に同じタイトルでブログを書こうと思います。

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