こんにちは。和菓子悠の広報担当です。えーっと、、今年初めに掲げた毎日ブログのですね、投稿頻度がですね、非常に少なくなってしまっていましたね、、はい、約60日空いてしまいました。色々バタバタしておりましたが少しずつ復活して参ります。というわけで今日は小さな田舎の和菓子屋がSNSを使って出来ることの話です。
SNSは小さな会社や企業にとって必要不可欠なマーケティングツール
SNSは現代の社会にとって必要不可欠なコミニュケーションツールです。友人同士や家族、会社のチームや同僚といったプライベートな関係もそうでないコミニュティも、さまざまな人と人とのコミニュケーションをSNSが担っています。昔は手紙や電話(携帯電話でなく固定電話)、ポケットベル、電報だったものが今や携帯電話やSNSに移り変わっています。最も大きく昔と異なる点はそのスピードと関係性の多様化です。スピードは言わずもがなですね。よく例えられるのが、昔の恋人同志は前日の夜に固定電話で翌日の待ち合わせの約束をして、次の日の会社帰りに新宿アルタの前などの誰もが知っている待ち合わせ場所で待ち合わせるのが一般的でした。携帯電話がない時代なので、もしどちらかが残業になったり病気になったり、最悪の場合事故にあったりして来られなくなっても連絡を取ることができず、待ち合わせ場所で待ちぼうけになってしまう事になりました。トレンディードラマ(古)と呼ばれる昔のテレビドラマでもこの連絡手段のなさがきっかけとなりすれ違いが生まれ、そこからドラマが展開していくという、非常に重要な役割を担っていたのが固定電話の不便さでした。懐かしいですね、東京ラブストーリーやシティハンター。歳がバレてしまいますが、そんなもどかしい時代から携帯電話が登場し社会が変わりました。恐らくdocomoがi-modeを発表して携帯電話が普及してかなり身近になったのが2000年頃だったと記憶しています。そこからはいつでもどこでも誰とでも連絡を取ることが簡単に出来るようになりました。電話ボックスももう珍しい過去の遺物になりつつありますね。そして携帯電話の普及に伴って”インターネット”に触れることも普及しました。特に日本では携帯ゲームやアプリをダウンロードして楽しむ人が多く、その理由は日本の通勤通学の手段が大きく関係しています。それは電車やバスといった交通インフラが整備されている事に起因しています。首都圏を中心に人口が多い地域は通勤や通学で電車やバスを使う人がほとんどです。そして電車やバスで隣の人の携帯を覗き込んでみると、ゲームやSNSに興じて移動時間を楽しんでいる人が学生もサラリーマンも中年の方や老人も多いです。反対に海外でみると通勤で車を使う割合が多く、通勤途中はラジオや音楽を聞く人が多いのが特徴です。国としての特徴もあり、日本では特にSNSが普及しやすい土壌がありました。
ではなぜSNSが小さな会社のマーケティングツールとして重要なのかという点です。これには大きく2つの理由があります。
まず最初に、基本的に無料で情報を投稿出来るという点です。これまでマーケテイングというと一般的にはTVや新聞、雑誌などの広告を用いてプロモーションを行う活動がメインでした。これには多額のお金が必要で、資金力が潤沢な大企業が量の勝負で圧倒的に勝つ、というのが1970年代から2000年代は当たり前の世界でした。それがSNSやインターネットの普及により、安価でさまざまな媒体に多種多様な広告を出すことが出来るようになりました。今までは地域や媒体でしかお客様を選べなかった宣伝という行為が、デジタルの力を活用してどういったお客様にどんな広告を出すか、という選択肢が増え、ターゲティングがより細かく効果的に出来るようになったため、例えば1,000円単位でも広告が掲載できるようになりました。広告を出さなくてもSNSで人の目を惹く投稿ができればお金を使わなくてもフォロワーが増え、そこから直接オンラインストアに集客することができ、売り上げを作ることが出来てしまいます。
話が少し逸れますが前の段落で書いたことはインターネットが普及する前の時代では考えられなかったことです。ただITの力かというとそれだけではなく、ネットの情報だけでなく人や物も大量に、高速に、しかも安価に移動することができるようになりました。いわば技術の進歩が色々な業種で起こり、その結果、今までは地元で生まれ、家業を継ぎ、早くに所帯を持ち孫に囲まれて生まれた土地で人生を終える、という生き方が大多数だったのに対し、色々な分野で技術の進歩により多様化が進んだ結果、人々の生活様式や趣味嗜好、職種など全てが多種多様になり、その結果、多種多様な人からの商品やサービスに対するニーズも細分化されていきました。例えばスーパーのマヨネーズ売り場一つとっても昔はマヨネーズ一種類だけ、容量も1種類だったラインナップが今やカロリーハーフや燻された風味のもの等味や仕様が異なるものがたくさん並び、さらにサイズも大容量から小容量、小分けにされ袋に入ったものなど、マヨネーズだけで10種類はあるのではないでしょうか。1種類の商品をテレビで宣伝し、大量に売り続けるという時代は終わり、さまざまなニーズにあったさまざまな商品を売る世の中になってきています。
さまざまな商品を作るということは、生産効率の観点で見ると非効率です。なぜなら色々な味の商品を作る場合、まず材料の種類が増えます。材料が3倍に増えてもその商品の市場が3倍になるわけでないため、1種類ごとの材料は少なく仕入れなければならなくなります。仕入れが少なくなると売る側としてはスケールメリットが減るので、購入単価は上がってしまいます。また、さまざまな種類の材料の保管や管理の体制も整えなければなりません。さらに生産ラインも別で作るかラインを停めて洗浄し、別の味の材料をセットしてラインを動かすという作業が必要になります。ラインが停まっている間は生産出来ません。工場としては同じ商品を24時間体制で作り続けることが一番効率が良いという事になります。さまざまな観点でラインナップを増やすことはリスクになります。今後日本は人口が減っていくことが決まっていて、胃袋の総量は減っていきます。すると大企業は効率の悪いラインナップの多様化よりも商品を絞って効率化する戦略を取らざるを得なくなります。そこがチャンスでもあり、大企業が拾いきれないニーズを補完できるのがまさに中小企業です。
大企業なら新商品を作る場合、例えば月に100万売れる商品では話になりません。商品会議でも工場の大規模な生産ラインをある程度停めずに回すことができる数量(数万個レベル)を売ることが出来ないような商品では販売することは出来ません。ただ、中小企業なら新商品を生産する場合、月100個でも十分採算が取れる場合もあります。そういった大企業が勝負してこないニッチな部分で勝負すれば小回りの効く小さなメーカーでも輝けます。大企業が作れない商品でお客様の心を掴む、そのきっかけとしてSNSで色々な方々に知っていただくチャンスがあるという点が2つ目のSNSが重要な理由です。
ここまで自分でも書いてみましたが、SNSをやることはメリットしかないです。そして私自身SNSを運用することで、お客様の直の声を聴かせていただくことができるのもメリットというか楽しく投稿させてもらえている理由の一つです。こんな状況の世の中でもお客様や興味を持ってくださる方とオンラインでつながることができるツールとして、SNSはとても優秀なツールです。
それではまた!
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