こんにちは。和菓子屋悠の広報担当です。今日はとても暖かくて、春の陽気でとても気持ちが良い1日でした。ただ、春になると暖かさと共にやってくるものがあります。そう、花粉です。鳥取に住んでいる時は全く気にならなかったのですが、大阪、東京と都会で暮らしていくと段々花粉症になっていきました。一説には人には花粉の許容量があって、毎年蓄積されていき、許容量を越えたら花粉症の症状が出てしまう見たいです。田舎は地面が土の部分が多く、花粉が吸着するのに対し、都会はアスファルトで地面が覆われているため、山から飛んできた花粉が地面に吸着せず、風が吹くと舞ってしまい目や鼻に入ってしまうみたいですね。春は好きな季節なのですが花粉だけは受け入れられません。前置きが長くなってしまいまたが本日は当店の落雁についていろいろと書いていきます。
和菓子屋悠の花落雁の特徴
当店の落雁は大きく分けて2種類あります。一つは花落雁(花粉症の話をしたので自動変換が鼻と出てきてしまいますが)です。これは当店の創業者である上嶋敏正が制作した特別な干菓子の木型を使って作られている干菓子です。花の花びら一枚一枚まで精巧に表現した形がいちばんの特徴で、唯一無二の落雁となっています。この造形は出来る限り実際の花に近い形を作ることを目指し、何百回も調整し満足のいく落雁の形を押し出せる木型を使用しており、他の和菓子屋様では見ることが出来ない落雁です。素材は和三盆と上白糖、寒梅粉を使用しています。日持ちは約90日で、常温保存が可能です。素材がほとんど砂糖という事もあり、和菓子の中でも干菓子はかなりお日持ちが長いカテゴリに属します。そのため、時々海外からのご注文を承るのですが、船便で時間をかけて配送しても十分ご賞味頂ける和菓子です。ご贈答用の場合でも、賞味期限をあまり気にせずにお贈り頂けるという点も特徴の一つですね。また、当店は基本的に一部商品を除き全て桐箱に詰めた商品になっています。その理由はご贈答用の和菓子として贈る方にも贈られる方にもご満足頂きたいという思いで創業当初から変えずに続けています。正直に申し上げてしまうと若干採算的には厳しめですが、出来るだけお客様にお手に取って頂けるよう、質も価格も妥協せずに外箱含め商品作りを行っています。(下の写真は花落雁の桐箱詰め合わせです)
ご贈答だけでなく引き菓子や弔事の際のお菓子まで、幅広くご利用頂ければと思います。冒頭2種類と書きましたが本日はここまで。また明日2種類目のご紹介をしたいと思います。それではまた!
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