こんにちは。和菓子悠の広報担当です。今日はとても暖かく、気温も20℃近く出ていたのではないでしょうか。近所のコーヒー屋まで歩いていったのですが、上着を着ていない人もちらほら。中にはTシャツの人までいて、初夏のような街の雰囲気でした。気温が高くなってくるとやってくるのが花粉でして、私はかれこれ15年前から花粉症で毎春苦しんでいます。とても好きな季節なのに苦しいという、待ち遠しいのにきて欲しくない、そんな季節が春です。薬や注射を打って耐えていますが、やはり目の痒みがひどいので、どなたか良い対抗手段をご存知でしたら教えて頂けると嬉しいです。という訳で今日は今年の春の新商品、さくらひとひらでやっている和菓子悠の試みについてご紹介します。
「和三盆花落雁さくらひとひら」について
今月発売を迎えた桜の花びらの形をした、さくらひとひらですが、まずはなぜこの形を落雁にしようと思ったのか。私は職人ではないのですが一応商品企画も行っているので詳しく書いていきます。桜の花(花びらではなく)は当店の代表的な花落雁です。
春にひとときだけ咲いて日本人の心を幸せな気持ちにさせる桜を、和菓子で、落雁で表現することで、お茶の席の卓を彩る事ができればという思いで作られました。日本的な趣きや四季の移り変わりを表現する和菓子として、とても適した商品だと自画自賛しております(笑)。今回はその桜の花をさらに細かくした花びらの商品です。なぜ花びらにフォーカスしたかというと、花びらだけ見て何の花かわかる花、桜しかない説(水曜日のダウンタウン風)から来ています。すみません深夜なのでこのテンションです。(汗)冗談はさておき、桜の花びらは唯一、花びらだけ見て多くの方が花の名前が出てくる花です。つまりそれだけ人々に愛され、知られている花だということです。和菓子は日本的な趣きや個性、四季の移り変わりや暦を表現する特徴を持っている、と先ほど書いたように、桜の花をさらに抽象化、細分化して花びらだけを落雁で表現することで、より春の移り変わりや散る桜の儚さを表現することが出来る、より和菓子として研ぎ澄ますことが出来るのではと思い、企画し製品化に至りました。先日ブログで書いた「和菓子とは」に通じる部分から出来た商品です。その期待の新人ですが、さらに新しい試みをしております。
和菓子悠の桜の花びらの落雁での新しい試み
何をしているかというと、今回、2パターンの商品をご用意したのが新しい試みです。なぜ2パターンご用意したかと言う前に、当店の基本的な外装から説明する必要があります。当店の花落雁は基本的にほとんどの商品が桐箱に入っています。これは当店のやりたいことである、「お客様とお客様の大事な方を笑顔にする」という事から、贈り物で贈られる際やご自宅用にお茶菓子として楽しんで頂く際、少しでも特別な瞬間を迎えて頂くために、紙箱よりも桐箱の方が良いのではないか、ということで桐箱に落雁をお詰めしてお渡ししています。そんな和菓子悠の落雁ですが、今回は通常の桐箱仕様に加え、紙箱入りもご用意しております。つまり今回の新商品「和三盆花落雁さくらひとひら」には桐箱バージョンと紙箱バージョンがあります。なぜ紙箱を今回ご用意したかというと、お客様の声で、「桐箱は嬉しいけど処分に困ってしまう」というご意見があったところから来ています。桐箱は確かに立派なのですが、食べ終わった後残ってしまう、という事から、お客様によっては紙箱ですぐに処分できる方が嬉しいという方もいるのではないか、ということで、今回テスト的に桐箱バージョンに加え紙箱バージョンをご準備しました。価格も桐箱バージョンが1,404円なのに対して紙箱バージョンは864円と少々異なるため、お客様にとってどちらが良いかを選んで頂ければと考えています。
最後に
今日は珍しく〆の段落を書きます。この試みによってやりたいことは、お客様が何を考え、和菓子悠の商品を買ってくださっているかを正しく知りたいという思いから来ています。もしかすると紙箱がほとんど売れないかもしれませんが、それもまたお客様を知ることができる結果になります。考えてわからないならやってみよう、の精神で今後もお客様にとって良い商品を少しずつですが一緒に作らせて頂ければと考えています。もし他にもご意見があればぜひ頂ければ幸いです。(全てのご意見を反映できるかはお約束しかねるため、そこだけお許しください!)それではまた!
今回ご紹介した落雁
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